2016年10月23日

ペルソナ5:クリア後レビュー

ペルソナ5 - PS4
■ペルソナ5 - PS4
■ペルソナ5 - PS3

「ペルソナ5」発売から大体一か月くらい経ちましたが
プレイ時間は軽々200時間超えて、トロフィーコンプ致しました〜。
事前情報殆どなく遊べたのですごく楽しめた。あ、ちなみに私が遊んだのはPS4版です。

個人的には十二分にゲームとして堪能させていただきました。
まぁ、ぶっちゃけ不満点が無い訳ではないのですが
サイドを楽しんで遊ぶ私みたいなRPG好きには向いたゲームといえるでしょう。
自由度って意味では広いゲームではないのですが
サブストーリーが非常にたっぷり用意されているのが特徴の一つと言えるかと。

本編自体もかなりの分量がありますので、軽く遊ぼうという人には全く向いていません。
腰を落ち着けてじっくり楽しむ方向けのゲームと言えるでしょう。


■どんなゲームなのか

「ペルソナ3」「ペルソナ4」の系統のゲーム。
現代日本を舞台に少年少女が活躍するダンジョン探索型RPG。
ダンジョン探索パートと日常生活パートがあり
日常生活パートではRPGパートで一緒に戦う仲間を含め
様々な人々と絆を結び、育む事によって様々な力が得られ
RPGパートでの力になるのが特徴であり魅力の一つ。


■ダンジョン探索・戦闘に入る方法が大きく変化

「ペルソナ3」「ペルソナ4」ではダンジョンの中を移動していると
敵のシンボルが近づいてくるので、攻撃をして相手をひるませて、それに接触すると先制攻撃。
逆に敵のシンボルに背後から接触されると先制をとられるといった感じの
戦闘の入り方になっていました。
まぁ他のRPGでも良く見られるシンボルエンカウント方式ですね。

「ペルソナ5」では、これまでと大きく違いダンジョン(パレス)の地形も
ややリアル寄りの地形になっていて探索中は「敵のシンボルに見つからないように移動する」
というのが前提になっています。
「物陰に隠れる」というこれまでに無いアクションが追加され
ボタン一つで「物陰から物陰に移動」も可能。
物陰に潜み、敵をやりすごすというと「メタルギア」や「スプリンターセル」
といったスニーキングアクションゲームを思わせるシステムではありますが
「物陰に潜む」動作中は敵との位置関係に関係なく「絶対に見つからない」という
システムなので難易度としてはかなり緩いです。

また「物陰に潜む」動作中にある程度の距離まで敵のシンボルが来ると
ボタン一つで「不意打ち」が可能で「不意打ち」成功すると
「先制攻撃」が得られるというシステムになっています。
(「物陰に潜む」以外も相手に背後から近づいしてからの「不意打ち」も可能)

persona5_031.jpg
■物陰に潜んで移動するのが今作の特徴の一つ

前述にようにスニーキングアクションゲームとしての難易度は低めになっていますが
敵に見つからないように移動するというのは、ただ移動していた今までと比べて
緊張感が比べものになりせん。ここらが「面倒」と感じるか「面白い」と感じるかは
人によると思うのですが、個人的には今作の方が断然面白いと思いました。

また不意打ち動作は相手の肩に乗っかり、相手の仮面をはがすという動作なのですが
これがアクションとしては今までの「剣で切り付けて接触」よりも断然気持ちイイ。

あと、これまではダンジョンで出てくる敵シンボルは無限に沸いて出る形でしたが
今作では一定の範囲に配置された敵は倒すと復活はしてきません。
なので、その地形にいる敵を全部排除してしまいさえすれば
安心して移動探索が出来るようにもなっています。
(一部、突然発生する敵シンボルもいますが、それも決まった地点で出てくるというもので
倒しさえすれば以降は発生せず)
この為、緩急がはっきりしているので個人的にはプレイしていて気持ちいいというか楽でした。
(なお、一回その地域っていうか、読み込みが入る範囲を出て戻ると
全部の雑魚敵シンボルが復活します)

persona5_032.jpg
■ミニマップで行った事のある場所と無い場所が色違いで表示され分かりやすい(全体マップもある)

ところで今作ではダンジョンに以前より明確に謎解き要素が入っています。
これは最近のアトラスのダンジョン探索型RPGには良く見られる特徴でもあります。
(「ペルソナQ」や「幻影異聞録#FE」とか)
ダンジョンに作りは流石ダンジョンRPGの雄アトラスでして非常に手慣れたもので
ある程度探索するとショートカットが出来るようになっていたり
遊びやすさもキッチリ考えられています。
ただ前述のゲームでもそうでしたが、後半になるにつれダンジョンの構造が
やや冗長且つ面倒になりがちなのは今作も同様でした。
ダンジョンの難易度や複雑さという面では「ペルソナ5」はそれほど難しくないですが。

ちなみにセーブはダンジョンでは決められた場所(セーフルーム)でしかできません。
ただ、中ボス以上の戦いではやられても、その戦闘のやり直しができるので
そこまで厳しいって感じでもないんですが。
(ただ、やり直しの戦闘で先発メンバー変更が出来ないのは若干つらいところ。
特に初期〜中期戦闘ではメンバーの選定が大切な上に交代が一切できないので
ここは先発メンバー変更できるようにはして欲しかった)

なお、地形が入る度に変化する「メメントス」というダンジョンがあるのですが
ここについては、スニーキングアクションは無く、今までと近いシステムです。
(車に載っていて、背後からアタックすると先制、相手から攻撃されると相手先制
背後以外からアタックすると、どちらの先制にもならない)


■戦闘自体は「ペルソナ3」「ペルソナ4」と大きく変わらず

基本的には「ペルソナ3」「ペルソナ4」と戦闘自体は大きく変わっていません。
個別にターンが回ってくるターン制の戦闘で
「ペルソナ」シリーズ(とういうか、メガテンシリーズというべきか)の
特徴である「属性」が存在しています。

persona5_033.jpg
■攻撃方法は「スキル」「近接攻撃」「銃」

今作では用意されている属性は
「近接攻撃」「銃」「火」「氷」「雷」「風」「核熱」「念動」「呪怨」「神聖」の十の属性。
敵・味方それぞれに、属性に対する耐性が設定されいていて
弱点になってたり、逆に全く攻撃が通じなかったり反射したり吸収したりという場合もあります。

弱点を突いた攻撃が命中すると相手は「ダウン」して
攻撃した味方(又は敵)は更に攻撃権を得て続いて攻撃できます。
そして更に別の相手を「ダウン」させる事で、更に攻撃権を得る事も出来ます。
(途中から攻撃権を味方の別キャラクターに移譲することも可能に)
そして上手く相手全員をダウンさせると一斉攻撃という強力な攻撃を行う事が出来ます。

こういう特徴の戦闘ですので、うまくすると延々と一方的に攻撃する事が可能。
逆に言うと相手から延々と攻撃される可能性を孕んだ戦闘ともいえます。
なので最初に自分達が一方的に攻撃できる「先制攻撃」を取るのが非常に有利。
ぶっちゃけ「先制」ありきのゲームバランスになっていまして「先制」をとられると
厳しいバランスになっています。


■日常パートも大きく変わらず

日常パートに関しても大きくは変わりません。
仲間や街中で出会う人たちと話すことによってイベントなどが発生して絆を深めていきます。
また、日数制限があるのも変わらずでして色々なキャラクター達と仲良くするには
効率よく主人公のパラメーターを上げ、イベントを起こす必要があり
それが日常パートの攻略要素となっています。

今作の特徴としては人によってはダンジョン「メメントス」にいる特定のペルソナを
倒す事によってイベントが進行するようになっているところでしょうか。

相変わらずボリュームがあり、サイドストーリー好きには溜まらん分量になっております。
なお、登場する全キャラクターと仲良くなる必要はありませんが
絆を多くのキャラクターと結んだ方が有利ですし、ストーリー上絆を結ばないと
まずいキャラクターもいます。

なお、ストーリーは「ペルソナ4」に近い
途中脱落形式のマルチエンディングとなっている模様。


■(個人的に)気になった点

ゲームとしては正統進化形で面白いと思うのですが、別の点で気になった処がいくつか。

1.序盤の不自由度

ゲームの序盤のそこそこ長い間、自由度がほとんどなく且つ、面倒です。
渋谷駅の地形がダンジョンより分かり辛いのは何故なのか。


2.アニメのクオリティ

「ペルソナシリーズ」っていうか「ペルソナスタッフ」のゲームのアニメって
毎度なんですがクオリティがイマイチ。今回も、それは変わらず。
アニメ自体かなり多く、重要なシーンで使われているんですが逆効果。
毎回なのでアニメ制作スタジオの問題ではなく
制作方法というか発注のタイミングやら手順の問題かなと想像するんですが
クオリティが上げられないならば、アニメ使用しない方がイイのでは。


3.終盤の展開

これは本当に「個人的に合わなかった」と言える処かもしれませんが
終盤の展開が冗長過ぎるように感じました。
あとラスボス戦近辺のストーリー展開が
どうにも個人的にはスッキリしないというか肌に合わないというか。
(どの辺が好みに合わないとかは詳しく言うとネタバレになるのでパス)

ストーリー自体は全部で見ると序盤の入りから終わり方については
私の好みに合っており、別に文句もなく楽しめたとは言えるんですけどね。


■まとめ

凄く正直に感想を述べると
ゲームとしては非常に楽しめましたが、ストーリーは「3」「4」の方が好みかな
といったところ。まぁ、単純に終盤というかラスボス戦近辺の展開の好みの問題で
ストーリーも殆どは非常に楽しめたんですけどね。

ゲーム全般でいうと非常に楽しめましたし、堪能しました。
音楽も相変わらず素晴らしいし。

ボリュームたっぷりなゲームですし、ダンジョン構造もそこそこ本格的なので
じっくり腰を落ち着けて遊ぶ覚悟がないと厳しいゲームでもあります。
敵に気が付かれないように移動するスニーキングアクションの要素が
(難易度は比較的低いですが)あり、多少の好き嫌いはあるかもしれませんが
私のようにサイドストーリーも含めてたっぷりゲームを楽しみたいという
タイプの方には非常に向いたゲームではないかと思いますし
「ペルソナ3」「ペルソナ4」が好きという方は十分楽しめるゲームではないかと思います。


posted by torotoro at 11:44 | Comment(0) | ペルソナ5