2017年01月25日

影牢〜もう一人のプリンセス〜:クリア後レビュー

「影牢〜もう一人のプリンセス〜」は
「影牢〜ダークサイドプリンセス〜」に新たな要素を加えた影牢シリーズのゲームです。

ストーリモード「ダークサイドプリンセス」は全てのエンディングをクリア。
100のクエストを解く事でストーリーが進展していくクエストモード「ナイトメアプリンセス」は
完全クリア(トロフィーコンプ)しました。

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■どんなゲームなのか

影牢シリーズはアクションゲームですが(基本的に)主人公は直接攻撃する事が出来ません。
トラップを仕掛けて、そこに敵を誘い込みトラップを起動させる事で敵を攻撃します。
更に複数のトラップを組み合わせる事で連続で攻撃すること(コンボ)も可能です。
・・・っていうか、それがメインの攻撃方法ですけど。

ただ「ダークサイドプリンセス」では攻撃力は0ですが敵を5秒程度静止する
事が出来るアビリティが出てきますし「ナイトメアプリンセス」においては
攻撃力をもったアビリティが幾つか登場して今までのシリーズ作よりは
より能動的に仕掛ける事が出来るようにはなっています。

もっともアビリティは使用回数制限があったり一回使うと数秒間使用できなかったり
しますし、攻撃力があるといってもタカが知れています。
あくまでトラップにかける為の補助としてあるものです。


■ダークサイドプリンセスについて

主人公・魔神の娘「レグリナ」が拠点とする館などに敵が攻めてきて
それを撃退する事でシナリオが進んでいきます。

章立てのシナリオ形式で一つのシナリオは三回のバトルによって構成されています。
一回のバトルに登場する侵入者は2〜7人。
ただし同時に登場する侵入者は3人までになっています。
んで「ダークサイドプリンセス」は幾つか今までの影牢シリーズには無い特徴がありまして

◆アーマーブレイク
鎧などを着ている侵入者がいて、これらの侵入者の多くは幾つかのトラップが全く効きません。
しかし、弱点とされるトラップで攻撃をした後に同一コンボで「衝撃」の効果を持つトラップで
攻撃する事で鎧などが破壊できます。これがアーマーブレイクです。
アーマーブレイクすると今まで効かなかったトラップが有効となります。
ぶっちゃけ「脱がす」という意味で普通にドキドキするシステムでもありますがw

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■エロっぽい要素を加えているというのに異論はないと思う

なお元々の「ダークサイドプリンセス」では弱点は秘匿された状態で
トラップで攻撃する事で探る必要がありましたが
「もう一人のプリンセス」版では最初から弱点がデータとして表示されます。

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■左下に表示されているのが弱点

強敵になるとアーマーブレイクするのに三種類以上のトラップの攻撃が必要だったり
アーマーの下にさらにアーマーを着ている敵もいます。
一度に持てるトラップの上限数より攻撃の種類が多い事を考えると
元々のゲームではアーマーブレイクを狙うと同じステージを何度かやり直して弱点を探る
必要があった考えられるので必然的な変更かなと。

また、どんな弱点をもったアーマーでも一発で破壊してしまうトラップが
「もう一人のプリンセス」では新たに用意されました。
アーマーブレイクのゲーム性の否定ともとれますが、やはり壊しづらいので
評判イマイチだったんでしょうかね(・ω・)

ところで影牢シリーズはトラップで侵入者を殺すゲームで沢山の種類のトラップや
部屋の仕掛けが用意されていて、どれを使うかはプレイヤーの自由というゲームです。
ただ、ぶっちゃけ色々なモノを使うよりもある程度効率が良く、コンボが繋げやすいトラップに
絞ってプレイをした方がゲーム的には簡単です。
ただし、この遊び方だと当然同じようなコンボの繰り返しになりゲームプレイは単調になります。
恐らくこの欠点についての対策として考えられたのが次の二つの要素だと思います。

◆捕獲
全シリーズやっているワケでは無いので断言はできませんが、大概殺すしか
出来ないシリーズでしたが、今作では生け捕りできます。
精神衛生上は良いんですが、ただ殺すよりも手間はかかります。

◆メディウムのお願い
今作の主人公・魔神の娘「レグリナ」には三人の従者・メディウム(巫女)がいます。
この三人が一つのシナリオで、それぞれ3〜4つの「お願い」(ゲームプレイに関する課題)
を出して来ます。

この二つは絶対にやる必要がある要素ではないのですが
これらをクリアしようとするとある程度色々なトラップや部屋の仕掛けを使う必要が
出てくるのでプレイの単調さに歯止めがかかるようになっています。
逆にストーリーだけ進めようとすれば簡単にプレイできるワケで中々上手いやり口だなと思います。

あと、ゲームプレイがかなり快適になった新要素として・・・

◆トラップシーケンス
今までのシリーズ作ではトラップは最大同時に三つまで配置可能で三つのボタンで
それぞれ起動する形になっていましたが、ここが大きく変更されました。
同時に配置できるトラップの最大数は7つに増えて
基本的にトラップ起動ボタンはXボタン一つになりました。

最初このシステムを見た時は「これで大丈夫かな?」と思ったのですが
実際遊んでみると今までより格段にコンボを組むのが楽で遊びやすくなりました。


■プリンセスは軽い雰囲気がお好き?

ダークプリンセスは今までの影牢シリーズ作品と比較すると雰囲気が軽いです。
要因は幾つかありまして。

◆主人公が重いシチュエーションを背負っていない
今までの主人公達は洗脳されているとか、仕方なく人殺しをしているとか
暗いバックグラウンドを持っていたのですが
今回の主人公は魔神の娘という設定なので、当然のように悲壮感がありません。
決め台詞まであるし。

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■レグリナの決め台詞

しかもやって来る侵入者が大概堕落したカンジの悪人ですし。
善人っぽい人も出てきますが、前述しましたように生け捕りが出来るので
雰囲気は大きく軽くなっています。

んで、軽さを更に助長しているのが・・・

◆主要キャラクターがアニメ・漫画的
全般的に主要キャラクターがの印象が軽いです。
シナリオイベントがイラストによる立ち絵・イベント絵というのも
その印象に拍車をかけているかも。

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■イベントは基本的にイラスト立ち絵にて進行。キャラもややアニメ・漫画的

恐らく軽い印象っていうのは狙って作っているんだと思いますが。
お話の暗さって意味では実は「ナイトメアプリンセス」の方が上。

■ダークサイドプリンセスで(個人的に)気になった点

1・色々と説明不足

「メディウムのお願い」にこのゲームならではの用語が出てくるんですが
モノによっては全く説明が無いので、困惑。ラピッドチェインっていきなり言われてもね。
モノによっては凄い懇切丁寧な説明があるんですが。

部屋の仕掛けについてはマップで大まかな説明があるんですが
実際に試してみないと使い方が分からないモノが多いです。
フリーバトルがあるんで「実地で確かめてね」って事かもしれませんけど。

トラップも説明文はあるんですが、これも実際に使ってみないと分からんモノが多いです。
しかもトラップはゲーム中に手に入るARKを消費して入手するんですが
オートセーブなので、実際に使用してみて「これ俺が思っていたのと違う」と
なってもセーブされてしまっているので取り返しがつかないという。

2.マルチストーリー・マルチエンディングに意味を感じない

マルチエンディング・マルチストーリーで途中で分岐があるんですが
分岐した二つのシナリオの違いは一人の敵が出る出ないという点と
あるキャラクターに関するイベントがあるか無いかという違いくらい。
後は、エンディングが違うだけで殆ど使いまわしなんですよね。
分岐によって殆ど変わりないならマルチにする意味無いのでは。
c.dのエンディングも正直必要かこれ?と思いましたし
エンディング埋めるのはぶっちゃけ作業でしかありませんでした。


■ナイトメアプリンセスについて

「ナイトメアプリンセス」は制限時間とクリア条件がある100のクエストを
解くことでストーリーが進行するモードです。

一つのクエストは限定された一部屋で行うのが特徴の一つ。
クエスト毎にクリア条件以外に報酬条件が三つ用意されていて
それらを満たしてクリアするとトラップやアビリティなどが得られます。
また敵をトラップにかけた際に得られるARKの総量によりクリア時のランクが決められ
トロフィーコンプを目指す場合は全てのクエストでSを取る必要があります。

クリア条件は「敵を倒す」という当たり前の物もありますが
かなり変わった条件の物もありプレイに工夫が求められます。
「ダークサイドプリンセス」の感想でも言いましたが
影牢シリーズはゲームクリアのみを目指すとプレイが単調になりがちという欠点があります。
「ナイトメアプリンセス」ではただ殺す事以外にクリア条件を付ける事で
この単調さを回避し、色々な仕掛けやトラップをプレイヤーに遊ばせる仕組みになっています。


■エラー&トライゲーム

ナイトメアプリンセスはクエストの制限時間が最大5分というゲームでして
短いクエストを沢山遊ばせる仕組みです。
アクションパズル的な要素もあり、ゲーム性は「ダークサイドプリンセス」より上で
本格的に遊ぶとカナリの分量もあります。
クエスト単体は短時間で終わる物なのでトライ&エラーの繰り返しは気楽にやれ
時にはフリーバトルで色々と試しながら攻略するのは私自身は中々楽しめました。

ただ、あくまで100ステージのお題を解くという感じですし
多くのデータが「ダークサイドプリンセス」の使いまわしですので
あくまでサブ的ゲームという印象はぬぐえません。

また、当然ですがトライ&エラータイプの攻略を楽しめないタイプのプレイヤーには
向かないゲームと言えるでしょう。


■ナイトメアプリンセスで(個人的に)気になった点

ゲームの遊び方については「ダークサイドプリンセス」より丁寧な説明が
され、クエストによってはお手本プレイ動画まで用意されています。
しかし、トラップや部屋の仕掛けについての説明不足は「ダークサイドプリンセス」と変わりません。

超今更攻略、ナイトメアプリンセス:Q048で言いましたが
Q048はクリア条件:報酬条件が明らかに説明不足でした。

アクションゲームのキャラクターとして主人公であるヴァルギリエの操作感がイマイチ。
妙な慣性が付く仕様なのでやや動かしづらいです。
まぁ、狙ってやっているのかもしれませんが。


■まとめ

影牢シリーズはトラップアクションゲームという唯一無二のシステムを持ったゲームですが
基本的にどんな敵でも一旦トラップかけてさえしまえばコンボで殺せるシステムなので
プレイが単調になりがちという問題点を抱えています。
それを解消するために様々な工夫が凝らされていたり以前のシリーズ作より遊びやすくなるような
工夫も見られ「頑張ってるなぁ」と感じるゲームでした。

ただ、説明不足な点があったり、ストーリー分岐に意味がなかったり
敵のバリエーションをあまり感じなかったりと欠点もありますけどね。

基本的にフリーバトルで色々と試してから実戦に挑んだ方が良いゲームです。
ゲームの分量的にはかなりあるのでそういった点を含めてじっくり攻略を楽しめるタイプの
プレイヤー向きです。ただ作業的にならざる負えないトコロもありますし
前述したように欠点もあるので、そういったプレイヤーにも全面的にはお勧め
しづらかったりもしますが。

個人的には次があるならば雑魚戦は今までのシステムでボスクラスだけ「ナイトメアプリンセス」の
クエストのように倒すのに色々な制限をつけるとか
ストーリーモードにクエストの要素を混ぜるのはどうかなと思いましたがさて。


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