「HOSPITAL. 6人の医師」クリアしました〜。クリア時間は約25時間。
医療アクションは特別な緊張感が味わえ、懇切丁寧なチュートリアルは
初心者にも優しいつくりで難易度もそこそこ。
キャラクターには味が有り魅力的、ストーリーの盛り上がりもなかなかのものですが
個人的にはちょっと強引な部分もあると感じました。
話の細かいつじつまよりも演出や見せ方を重要視している感じかなぁ。
面白いし、初心者にも優しいつくりですが
アクはそこそこ強いので、そこは人を選ぶ印象でしょうか。
■どんなゲームなのか
6人の医師の視点から描くオムニバスのADV+医療アクションゲームです。
「外科」「救急」「内視鏡」「整形外科」「診断」「検視」の
6種があり、「診断」と「検視」は実質的には通常のADVに近いものです。
六人の医師を平行にプレイしようが
一人を集中的にプレイしようがプレイヤーの自由。
オムニバスの形式ですが、それぞれのストーリーが絡んでおり
プレイしていくと「こう繋がるんだ」といった面白みがあります。
(最終的には一つのストーリーになるのですが)
医療アクションは人の命に直接関わるものなので、特別な緊張感がありますが
チュートリアルが懇切丁寧に入りますしゲーム初期状態で選べる難易度は
いつでも変更可能な優しいつくりです。
イベントシーンはコミック的な描かれ方で
基本止め絵を動かす演出となっています。ここは、好みが分かれそう。
■コミック的な演出・キャラクターの味付けも漫画的
■ストーリー・キャラクター
キャラクターは味があり魅力的なキャラが揃っています。
ストーリーは部分、部分でやや強引な印象があるのですが
後半にかけての盛り上がりはなかなかのものですし、トータルで見れば面白いかと。
ただ、6人のキャラクターの内、何人かの設定が
かなり荒唐無稽というか漫画的なのでそこは人を選ぶかも。
個人的にはハンクは個別ストーリーに絡んでいるのであの設定は「あり」なんですが
トモエは「あそこまで濃い味付けにせんでもイイのでは?」とも。
・・・と、いいつつ「士道不覚悟」の決め台詞は好きなんですケドw
■懇切丁寧なつくりのゲーム
アトラス発の医療ゲームといえば「カドゥケウス」シリーズがあるのですが
このゲームは、その流れをくんだ最新作です。
ただ、難易度は比較的抑え目で初心者にも出来るようなチューンナップに
してあると・・・取扱説明書の最後に書いてあります<オイ
まぁゲーム上手いとは言い難い私でも(途中でリセットはしたけど)
中級者向けで全クリアできましたので初心者でもいけるんじゃないでしょうか。
前述のようにチュートリアルが親切に出来ているのでプレイはしやすいと思いますし。
■ゲーム中、チュートリアルが細かく入ります
またゲームとしては進める内に加わってくる要素があったり
シチュエーションを工夫して飽きさせないようになっており
最後まで楽しめるように出来ています。
■欠点
うーん、個人的にはミラ・キリシマの最初の話はちょっと強引じゃね?
痣の跡の前に見つかるものがあるんじゃないかと。トリックもちょっと無理があるような。
・・・そんな妙に細かいところかなぁw
まぁ、大きな欠点は無いと思います。
■まとめ
最初に書いたとおり、ストーリー面・キャラクター面でややアクの強さがありまして
そこは好みが分かれそう。
ゲーム的には丁寧なつくりで特に医療アクション部分は独自の緊張感を持っており
初心者から楽しめるゲームではないかと。
個人的には楽しめましたし、実は「カドゥケウス」シリーズにちょっと興味が。
なお、ゲームクリア後は高難易度「スペシャリスト」とゲーム中に条件を満たす事で
貰える「メダル」を集めるモードが解禁となります。
ちなみに「スペシャリスト」に挑戦してみましたが・・・私には無理ぽ(汗)
■スペシャリスト・・・私には無理(汗)
あと、キャラクターの後日談の音声ドラマがEXTRAとして聞けるようになります。
個人的にはCR-S01のがお気に入り。そしてトモエのが酷いw